後継者問題:ずっと運転管理してきた担当員が辞めることになったけど後継者がいない!そんなお困りごとを工場排水.comは解決します。

処理場の運転担当者が一人しかいない上に、もうすぐ定年退職してしまう。
新担当の配置転換をどうすればいいか分からない!

(1) お困りごとについて

 排水処理場をご担当されている部署の方からそういった悩みをよく聞きます。
 長期間一人の担当者の方が業務を行っている場合、業務の『見える化』の必要性がないため、 業務内容や運転方法の判断基準は担当者の頭の中にだけあり文書化されていないことがほとんどです。 そのため、廃水処理場における作業や運転管理の判断は他の人ではフォローできなくなり、 担当者一人の負担が過大になりがちです。 その方が病気や退社で担当できなくなった場合のリスクは非常に大きなものです。
 ただ予備の担当者や有資格者を育成するには時間もコストもかかります。 このようなケースでは経験と勘を整理し、一つ一つの作業を文書化・手順書化・マニュアル化することをご提案いたします。 マニュアル化により引継ぎに要する人件費を大幅に削減することができます。

(2) 実施例

 『排水処理マニュアル作成業務』を行うことで、上記お困りごとを解決することができました。
業務は以下の構成で遂行しました。

写真:マニュアル例

① 排水処理場の現状調査 → ムリ、ムダ、ムラはないか
② 現状調査に基づく適正運転の提案
③ 適正運転の試行
④ 試行結果に基づくマニュアル作成
⑤ 作成したマニュアルの従事者教育
⑥ 必要な設備投資提案・見積提出

(3) 得られた効果

① マニュアル作成において管理項目数は4倍になりましたが、
 作業の効率化を行い作業時間は1.2倍に留めることができました。
② 管理項目数(場内のチェック項目)が4倍になることで、トラブルを未然に防止でき、リスクが低減できました。
③ 適正な運転方法を定め、それを維持するためのマニュアルを作成することにより
 処理水質が安定しました。(処理水窒素濃度50mg/L→30mg/Lに改善)
④ マニュアル作成の際に脱水助剤の注入量の適正化と再選定により、助剤コストを40%削減できました。
⑤ 長年従事してきた担当者が定年退職した後も、マニュアルの運用によりトラブルなく安定した運転ができています。
グラフ:得られた効果

(4) お客様の声

写真:引継ぎ風景

① 排水処理場を知らない人にも分かりやすいマニュアルを作ってもらったので、私が休みの時でも、 とりあえずやらなければいけないことだけは、代わりの人ができるようになりました。
 これで連休をとってゆっくり旅行に行けます。
② 自分が今までやってきたことだけでなく、改善案も入れてもらったマニュアルになっているので、 私の作業自体も効率化されて楽になりました!
③ マニュアル作成と同時にコスト削減法を盛り込んでもらえたので、上司も喜んでいました。
④ 長年従事してきた担当者が定年退職後も、大きなトラブルなく安定した運転ができています。

(5) さらにもう一歩!

 一度マニュアルを作成しても、生産状況の変化、法規制の変更、周辺環境の変化等に合わせてマニュアルの改訂が必要になります。 マニュアル教育を実施して、業務を習得した社員も異動や退職の可能性があり、その度に、再度教育が必要です。
 そんなリスク回避のために、メンテナンス業者に【一括アウトソーシング】することもできます。 御社の【環境部】をそのまま丸ごとアウトソーシングする感覚です。
 生産状況の変化、法規制変更、ユーティリティコストの価格上昇などの様々な変化に、スペシャリストとして対応し、実行結果を経営的な視点で解析してご報告します。 お客様は、安心して本業である生産に集中することができます。

今回ご紹介した内容について、またはその他 後継者問題 についてのお困りごとは
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